トーマス英語は“学習”じゃなく娯楽でOK【3歳実録】
「英語DVDって早いかな?」
「トーマスを英語で見せて、意味ある?」
私も同じことを思っていました。
でも結論から言うと、トーマス英語は“英語教材”として使うより、好きな時間を英語に置き換える娯楽枠として使うと、親子ともに続きます。
この記事では、
- なぜ我が家が英語トーマスに切り替えたのか
- 3歳のリアルな反応(嫌がる?理解できる?)
- 親が英語苦手でも回った「最低限の工夫」を、盛らずにまとめます。
「効果が出るか不安で止まっている人」が、試すか/やめるかの判断ができる内容にしました。
なぜトーマスを「英語」で見せようと思ったのか

我が家は0歳から、絵本や音源で“ゆるく”英語に触れてきました。
生活の中に少しだけ英語がある状態を作る、という考え方です。
その延長で、映像も「英語で見られるなら英語」に。
とくに我が家はスクリーンタイムが短いので、同じ30分なら英語が流れる時間にしたい、という気持ちがありました。
ただし、トーマスを英語にしたのは「教材として最適」だからではありません。
本人がトーマスをとにかく好きだったから
教材としてどうか、英語としてどうかを考える前に、「自分から見たい」と思えることを、いちばん大事にしました。
3歳児が英語でトーマスを見たリアルな反応

英語にしたら、やっぱり分からなくて嫌がるかな?
正直、切り替える前はそんな不安もありました。
でも実際に見せてみると、親が想像していた反応とはかなり違っていました。
英語のセリフは分からない。でも物語は追えていた
結論から言うと、英語のセリフを理解している様子はありません。
これは、親から見ていてもはっきり分かります。
ただし、「まったく分かっていない」という感じでもありませんでした。
- 誰かが困っている場面
- トラブルが起きた瞬間
- 解決して嬉しそうなシーン
こうした物語の流れは、英語でもちゃんと追えている様子でした。
「英語だから嫌」は一切なかった
一番意外だったのは、
「英語だから嫌」「日本語にして」と言われなかったことです。
親の感覚だと、
「分からない=つまらない」
になりそうですが、子どもはそうではありませんでした。
- トーマスが出てくる
- 話の展開が分かる
- 好きなキャラクターが動いている
この時点で、「楽しい」は成立しているようです。
我が家の3歳児にとっては、「英語か日本語か」より「トーマスかどうか」が大事だったみたいです。
トーマスの英語は難しい?

「トーマスを英語で見せている」と話すと、よく聞かれるのがこの疑問です。
我が家も、英語に切り替える前から「これ、内容についていけるのかな?」という不安はありました。
使われている英語のレベル感(語彙・スピード)
トーマスの英語は、いわゆる幼児向け英語教材とは性質が違います。
実際に見ていると、トーマスは
・物語性が強い
・ナレーションが多い
・感情表現や状況説明が頻繁に出てくる
と感じます。
実際に聞いていても、
- 単語だけをポンポン言う構成ではない
- 文章として話している部分が多い
- ナレーションのスピードは決してゆっくりではない
と感じます。
そのため、「聞けば意味が分かる」レベルを期待すると、難しめです。
特に、英語に初めて触れる子や、単語中心の教材に慣れている場合は、「何を言っているか分からない」と感じやすい内容だと思います。
幼児向け英語教材と比べるとどう?
- 短いフレーズの繰り返し
- はっきりした発音
- 子どもに向けた話し方
- フレーズの難易度は高め
- 説明的な表現も多い
- 会話だけでなく地の文(ナレーション)が中心
トーマスは英語を教えるための作品ではなく、英語で作られた物語です。教材的な分かりやすさはありませんが、そのぶん自然な英語が流れている環境に近いとも言えます。
インプット教材として向き・不向き
トーマスは、「英語インプットのメイン教材として使うものではない」というのが我が家の結論です。
ただ、「好きな時間を英語に置き換える」目的なら、無理なく続けられる素材だと感じています。
トーマスの英語視聴は「学習」ではなく娯楽枠で使う

トーマスを英語で見せていると言うと、
「英語学習として効果があるんですか?」と聞かれることがあります。
でも我が家は、最初から今までずっと、トーマスを“学習目的の教材”としては扱っていません。
理由は単純で、
トーマスは「英語を覚えるために作られた教材」ではなく、
英語で楽しむための作品だからです。
レベルに合ってないものを見せ続ける意味は?
まず前提として、理解できない英語を聞かせ続ければ、勝手に話せるようになるとは思っていません。
「聞き流しだけでペラペラ」みたいな話は、少なくとも我が家の感覚では現実的ではないです。
ただ、ここで大事なのは、「英語を理解させること」ではなく、英語を嫌なものにしないこと。
子どもが嫌がらずに聞ける英語が日常にある。これ自体が、のちのち効いてくる土台だと思っています。
逆に、もし子どもが
- つまらなそうにする
- 「日本語がいい」と言う
- 見ること自体を嫌がる
なら、その時点で我が家はトーマスの英語視聴をやめます。
「やる意味があるか?」の基準を、学習成果ではなく、子どもの楽しめているかに置いています。
我が家が割り切っているポイント
我が家がトーマスを英語で使うときに、割り切っていることは3つあります。
① 内容理解は求めない
分からなくて当然。理解できたらラッキーくらいの感覚です。
② 親の声かけも無理にしない
英語が苦手なので、毎回一緒に見て「英語で実況」なんてできません。
できないことは前提として、後で必要な分だけ工夫します(この後の章で書きます)。
③ トーマスは娯楽枠。メイン教材にしない
トーマスはあくまで「好きな時間の英語化」。
語彙を増やす・発話を促す役割は、別の素材(絵本や歌)に任せます。
この割り切りをしておくと、親側のストレスが激減します。
「効果が出ない…」と焦らないので、続けやすいです。
それでも英語インプットになる理由
「学習目的じゃないなら、意味ないのでは?」と思われるかもしれません。
でも、我が家は意味があると感じています。理由は3つです。
① “英語の音”が生活の中にある状態を維持できる
スクリーンタイムが限られている中で、日本語で30分見るのと、英語で30分見るのでは、英語の接触量がまるで違います。
② 好きなコンテンツだと、耳が拒否しない
同じ英語でも、興味のない教材だと聞き流す以前に見ない。
トーマスなら自分から見たがるので、接触が安定します。
③ 遊びに“記憶”が持ち越される
我が家の場合、トーマスのおもちゃ遊びの中で、英語版で見た場面の雰囲気や流れが再現されることがありました。
言葉は日本語でも、英語で聞いた「場面の記憶」が残っている感じです。
つまり、トーマス英語は、「英語を学ぶ」ではなく英語に触れる時間を増やす/英語を当たり前にするための道具、という位置づけです。
トーマスのおもちゃ遊びで見えた意外な効果
英語トーマスを見せていて、「これは想定外だったな」と感じたのが、
おもちゃ遊びへの影響でした。
映像を見て終わり、ではなく、そのあとの日常の遊びにじわっとつながっていった感覚があります。
購入したトーマスのおもちゃ(車両系)と遊び方
我が家でよく遊んでいるのは、いわゆるトーマスの車両おもちゃです。
(電車のおもちゃというより、手で走らせるミニカーに近いタイプ)
レールを組む日もあれば、床の上を自由に走らせる日もあり、毎日決まった遊び方ではありません。
特徴的なのは、
- テレビで見た話を再現しようとする
- キャラクター同士を会話させる
- トラブル→解決、という流れを作る
といった、ストーリー性のある遊びが多いことです。
これは、日本語版・英語版どちらを見ていた時期にも共通していますが、
英語版を見始めてからも、この遊び方自体は変わりませんでした。
遊びの中で出てきたトーマス由来のフレーズ
おもちゃ遊びの中で出てくるセリフは、ほとんどが日本語です。
「だいじょうぶ」
「まかせて」
「いそがないと!」
といった感じで、日本語でキャラクターを動かしています。
ただ、よく見ていると、
- セリフを言う“タイミング”
- 困ったときの表情や動き
- 助けに来る流れ
が、英語版トーマスで見た場面とよく似ていることがあります。
英語のフレーズそのものが出てこなくても、英語で聞いた場面が、遊びの中で再現されているような感覚です。
基本は日本語でも「英語を聞いた記憶」が残っている
この様子を見て感じたのは、インプットは「言葉」だけじゃないということでした。
英語トーマスを見ていても、
- 英語をそのまま真似する
- 英単語を覚える
といった分かりやすい成果は、今のところありません。
でも、
- 英語で聞いたやり取り
- 英語のリズム
- 英語の雰囲気
が、映像とセットで記憶に残っている感じはあります。
言葉としては日本語でも、英語で見た世界をそのまま遊びに持ち込んでいる。これは、親が無理に教えなくても起きた変化でした。
親の英語力が低くてもできた工夫

英語トーマスを取り入れてみて、一番ハードルが高かったのは、正直に言うと子どもではなく親でした。
「一緒に見て声かけするといい」
「英語で実況してあげよう」
よく見かけるアドバイスだけど、英語が苦手な親にとっては、難易度が高い!
親はキャラの名前も英語もほぼ分からない
まず大前提として、私はトーマスの世界にそこまで詳しくありません。
分かるのは、
- トーマス
- ちょっと怖い顔のトーマスっぽいキャラ
- トーマスと同じ色の別キャラ
- 緑色のキャラ
この程度です。
名前も分からなければ、最近のアニメ調トーマスに出てこないキャラは、ほぼ認識できていません。
もちろん英語も聞き取れません。
一緒に見てはいるけれど、「今なんて言った?」となることの方が多いです。
お気に入り回だけ文字起こし→翻訳で対応
それでも「何もしない」のは、少しもったいない気がして、私がやったのはポイントを絞ることでした。
- 全話を理解しようとしない
- 全部の英語を拾おうとしない
- 子どもが特に好きな回だけに絞る
具体的には、
お気に入りの回を2〜3本だけ選び、
- 日本語で視聴して内容を把握
- 英語音声を録音
- 録音から文字起こし
- 翻訳して内容を再度把握
- 日本語で声かけを考える
- それを英語に翻訳しておく
という流れです。
毎回英語で声かけするわけではありませんが、
- 「ここ、助けに来たね」
- 「困ってたけど、うまくいったね」
といった内容に沿った声かけはできるようになりました。
完璧な声かけを諦めたら気が楽になった
この方法にして、一番よかったのは、私の気持ちがとても楽になったことでした。
- 毎回一緒に理解しなくていい
- 英語で話さなくてもいい
- 分からない回があっても問題ない
そう割り切れると、「ちゃんとやらなきゃ」というプレッシャーがなくなります。
結果的に、
- 英語トーマスを続けられた
- 親も一緒に見る余裕ができた
- 子どもの反応を冷静に見られた
という良い循環が生まれました。
英語が苦手な親ほど、「全部やろうとしない」「できる範囲だけやる」この考え方は、とても大事だと感じています。
「一緒に見る」ことで親にも変化があった
英語トーマスを続けてみて感じたのは、
変化があったのは子どもだけではなかった、ということです。
正直、最初は
「子どもが見ている横にいるだけ」
「分からない英語を聞き流しているだけ」
という感覚でした。
でも、しばらく続けているうちに、
親自身の気持ちや意識にも、少しずつ変化が出てきました。
聞き取れなくても英語に触れる時間になった
トーマスを英語で視聴している間、私はほとんど理解できていません。
ナレーションも早いですし、登場機関車の数も多く、正直「今のセリフ、何?」となることがほとんどです。
それでも、
- 英語の音が流れている
- 英語の抑揚やリズムを聞いている
- 日本語とは違う言い回しが耳に入る
という時間を、意識せずに過ごしている状態になります。
これまでの英語学習は、「勉強しよう」「聞き取ろう」と身構えるものばかりでしたが、トーマスはただ一緒に見ているだけ。
この「構えなくていい英語時間」は、親にとっても意外と貴重でした。
自分も英語ができるようになりたいと思えた
もうひとつの変化は、英語に対する気持ちです。

ここ、何て言ってるんだろう?
この言い方、日本語と全然違うな
一緒に見ていると、自然と気になる場面が出てきます。
これまでのように、
- 英語=苦手
- 英語=勉強
- 英語=避けたいもの
ではなく、
- 分かるようになったら、もっと楽しいかも
- 子どもと同じものを理解したい
- 少しでも聞き取れたら嬉しい
という方向に、気持ちが動きました。
子どものために始めたトーマスの英語視聴ですが、結果的に、親自身の英語への距離を縮めてくれたと感じています。
トーマスの英語視聴はこんな家庭に向いている
ここまで我が家の実体験を書いてきましたが、英語トーマスは、すべての家庭におすすめできるものではありません。
ただ、条件が合えば、とても取り入れやすい選択肢だと感じています。
トーマスが「大好き」な子どもがいる
いちばん大きなポイントは、これです。
- 自分からトーマスを見たがる
- 何度見ても飽きない
- おもちゃ遊びにもつながっている
こうした状態があるなら、英語に切り替えるハードルは思っているより低いです。
逆に、トーマスにそこまで興味がない場合、英語にしてまで見せる意味はあまりありません。
英語以前に、「そのコンテンツが好きかどうか」が最優先です。
英語教材に力を入れすぎたくない
- 高額教材は使っていない
- 毎日きっちり取り組む余裕がない
- まずは英語に触れる機会を作りたい
こうした家庭にとって、英語トーマスはちょうどいい立ち位置だと思います。
英語を「勉強」にしない。
あくまで、いつもの娯楽を英語に置き換えるだけ。
この割り切りができる家庭ほど、
ストレスなく続けやすいと感じます。
親が英語苦手でもおうち英語を続けたい
「親が英語できないと無理ですよね?」
と聞かれることもありますが、我が家の答えはNOです。
- 英語を完璧に理解しなくてもいい
- 毎回声かけしなくてもいい
- できる範囲で関わればいい
この前提に立てば、英語が苦手な親でも、十分続けられます。
むしろ、「できない前提」で選べるコンテンツだからこそ、英語トーマスは合っていると感じました。
まとめ:「好き」を入口に続けよう

もし今、「英語で見せて意味あるのかな」「うちの子にはまだ早いかも」と迷っているなら、英語を覚えさせるためではなく好きな時間を英語に置き換えるだけという考え方で十分だと思います。
トーマス英語は万能ではなく、これだけで話せるようになるものでもありません(英語のレベルもやや高めです)。
それでも我が家が続けているのは、
- 子どもが心から楽しんでいる
- 限られたスクリーンタイムを英語にできる
- 親も無理なく関われる
という点で、今の生活にちょうど合っているからです。
大切なのは、インプットに最適かどうかや効果がすぐ見えるかどうか、ではなく、
「好き」を入口に、英語に触れ続けられるか
トーマスが好きな子にとって、英語トーマスは「英語学習」ではなく、いつもの楽しい時間の延長です。
完璧を目指さず、できる範囲で、やめずに続ける。
それが、我が家がトーマス英語と付き合ってきた、いちばんの結論です。